横浜国際平和会議場（パシフィコ横浜）は、みなとみらいにある国際会議場です。
東日本唯一の国立の会議場であり、建物外観は二枚貝を、会議場の内部は巻貝をイメージしています。
「パシフィコ横浜」は、横浜のみなとみらい２１地区に建つ世界最大級の複合コンベンション施設です。
桜木町駅前から見て「クイーン軸」の先端部分、水際に面した景観に優れたところに位置しています。
桜木町駅前から「ランドマークタワー」まで動く歩道でつながり、ランドマークタワー2階の「ランドマークプラザ」からクイーンズスクエア内の「クイーンモール」を通って、「パシフィコ横浜」へとつながります。
直径120ｍの円形プラザを中心に、会議センター、展示ホール、ホテルに加えて、国立大ホール（横浜国際平和会議場）で構成されています。
プラザと展示ホールの地下には大駐車場を完備し、海からのアクセスには旅客船のターミナルと桟橋を備えています。
それぞれの建物は波や貝や風など海からインスパイアされたデザインになっており、全体が統一されたイメージでつくられています。
また、国内最大規模の展示ホールは、押し寄せる波のイメージを表現しています。
大屋根を支えるサスペンションアーチ構造は風を掴んで大海原を進む大型ヨットのキールをモチーフとしています。
ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル・ホテルの外観は、海に浮かぶヨットの帆をイメージしたダイナミックなフォルムです。
そして、東日本唯一の国立会議場である国立大ホール（横浜国際平和会議場）は、二枚貝を思わせるエクステリアが特徴的なパシフィコ横浜を象徴する建造物です。
エントランスロビーからマリンロビー、そして国立大ホールへと奥に進んでいくと、まるで本物の海の中に入っていくかのような海をイメージしたデザインになっています。
エントランスロビーは「砂浜」、そこから「波」のデザインが施されたアプローチを進むと、マリンロビーにつながっています。海草をモチーフにした絨毯、ゆるやかに波打つ天井、正面に広がる港の風景、全てが印象的な「海」をイメージした美しいロビーです。
マリンロビーからホール内部の客席へと歩みを進めると、このパシフィコ横浜で最も眺めの良い場所に出ます。シーサイドロビーです。
まるで客船のマストを思わせる白く太い柱、コーラルをイメージしたカーペット。海に面した壁一面のガラスを透かして横浜港を眺めることができます。明るく華やいだ雰囲気の素敵なロビーです。
建物の外観は「二枚貝」をイメージしたものでしたが、国立大ホールの内部は「巻貝」の内側をイメージしています。
カラーリングは暖かな海の底に暮らす珊瑚のようでもあり、美しいグラデーションが折り重なっています。
階段部分には、スペイン・バルセロナのアーティスト「エステル・アルバルダネ＆モンセラ・トーレス」、ブルガリア・ソフィアの芸術家「リューバ・キロバ」、そして神奈川県の画家「原田紀子+ゆりあ・ぺむぺる工房」による海の壁画が描かれています。
252,164m2
5,002人（国立大ホール）
日建設計、マンシーニ・ダッフィ・アソシエイツ
「パシフィコ横浜」は横浜のみなとみらい２１地区に建つ世界最大級の複合コンベンション施設である。桜木町駅前から商業ゾーンの中心を貫く「クイーン軸」の先端、水際線に直接面した景観に優れたところに位置する。
直径120ｍの円形プラザを中心に、ホテル、会議センター、展示ホールに加え国立の大ホールという構成で、プラザと展示ホールの地下に大駐車場を備える。また、海からのアクセスも考慮し桟橋と船の旅客ターミナルを持つ。
各建物は、波や風など海にちなむモチーフで計画、施設全体をスケールの大きな一体性の強い群造形とした。
ホテルは、水面から屹立する大きな「帆」を思わせるシンボリックな造形で、また二期に分けて建設された国内最大規模の展示ホールは、押し寄せる波のイメージを表現し、大屋根を支えるサスペンションアーチ構造はヨットのキールの形態とした。」
受賞：ＳＤＡ賞（主催：社団法人日本サインデザイン協会）
2001年
横浜市西区みなとみらい1-1-1
アフリカ開発会議、アジア太平洋経済協力首脳会議（APEC）、日本青年会議所サマーコンファレンス（サマコン）
（株）幕張メッセ
045-221-2155（総合案内）
9:00-17:30
土日祝
http://www.pacifico.co.jp/visitor/info/convention.html